FC2ブログ
2018/12/06

マルセル・デュシャンと日本美術展

デュシャン
昨日、上野の東京国立博物館で開催中のマルセル・デュシャン展に行って来ました。午前中は曇りがちな天気だったのですが、昼頃からは日が差し、12月とは思えない暖かさなの中、自転車でふらっと出かけました。デュシャンは学生の頃から大ファンで、その作品群がフィラデルフィア美術館から一挙にやって来るということでワクワクして出かけました。久しぶりの東京国立博物館。ちょうど紅葉の季節で大銀杏が見事でした。平成館の中に入り、ロッカーに荷物を預けてエレベーターで会場へ。中に入ると「レディメイド」の代表作と言える自転車の車輪がお出迎え。ふと周りを見ると写真を撮っている人が。「えっ、撮影OKなの?」と思い、学芸員に尋ねると「撮影NG」以外はOKとの事で、速攻ロッカーへカメラを取りに戻りました。そもそも「レディメイド」を提唱しているデュシャンなので、全然アリなのかも知れませんが、それ以外のキュビスム時代の油彩「階段を降りる裸体No.2」「花嫁」や「チョコレート磨砕器」(昔購入した作品集では粉砕器だったのですが。)等の絵画。そして「大ガラス」に「泉」に「トランクの中の箱」等の代表作…ほぼ何でもOK!で夢中で撮りました。(マン・レイがらみはNGっぽいです。)会場は程良い人の入りで、どの作品も目の前で見れました。(10月に行った藤田嗣治展はめちゃくちゃ混んでましたが。こっちも作品は最高でした。)そしてどの作品も、自分の心に響きました。「レディメイド」の作品の受け止め方自体は現代全く違うかもしれませんが、当時の事を想像しつつ、便器を見たり瓶乾燥機を見たり自転車の車輪を見たり「何かすげぇ〜」(子供っぽい。)と思ったり、小さな旅行カバンに収められるミニチュア作品集を見て、「かわいい」と思ったり、構想のメモやスケッチ、芸術を放棄してチェスに打ち込む日々、そして遺作への展開など、内容盛りだくさんで楽しめました。没年が1968年という事で生きているうちに同じ時代の空気が吸えたというのも何だか嬉しい気がしました。すっかり堪能してロッカーに戻ると何やら埴輪とか土器が見えてふらっと中へ入ると「考古展示室」が。全然予定にありませんでしたが、もの凄く見応えがありました。ありすぎてありがたみが薄れるくらい凄かったです。埴輪に感動しまくりでした。マルセル・デュシャン展今週日曜日(9日)まで。迷っている方は是非行ってみてください!